診療案内
当院は犬と猫の一次医療施設として、各種予防・一般内科・一般外科に対応しています。
特に皮膚科と行動診療科に力を入れております。
もちろん、しつけ・育て方などの日頃の悩みもお気軽にご相談ください。
トリミングも併設しており、どうぶつのトータルケアに努めております。
また、予約診察も行っており、どうぶつのストレス軽減・待ち時間の短縮に努めております。どうぞご利用下さい。
投薬予防
犬糸状虫症(フィラリア症)
蚊を媒介してそうめん状の寄生虫が心臓や肺に住みつき急死することのあるこわい病気です。蚊は15度以上で吸血活動をします。地域環境によって異なります が5~12月の1ヶ月に1回の飲み薬の投薬をおすすめします。フィラリアの予防に加えて、ノミのたまご・腸内寄生虫の予防効果も加わったものもあります。 お薬嫌いのワンちゃんにはジャーキータイプのお薬もあります。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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●…投薬日
●…最終投薬日の目安
※犬フィラリア症の予防は、感染期間終了1ヶ月後の投薬がとても重要です。最後まで忘れずに投薬しましょう。
予防注射
狂犬病予防注射
飼主には、狂犬病予防法で狂犬病ワクチン接種が義務づけられています。生後91日以上の犬は飼い始めてから30日以内に1回、その後は毎年1回注射を受け なければなりません。 また、交付された注射済票を必ず犬につけておかなければいけません。 昭和31年より国内での発生はありませんが、人間にも感染し、死亡に至るこわい病気です。
幼犬期 | 成犬期 | 老犬期 |
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生後91日以上 | 一年毎の追加接種 | |
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ワクチン接種:8種混合ワクチン(イヌ)
これらは下痢、嘔吐など、様々な病態を起こし死亡率が高い病気もあります。
※本ワクチンには狂犬病は含まれていません。
犬ジステンバー
発熱、下痢、神経症状などが起こり、全身がおかされ、治ってもいろいろな後遺症に悩まされます。死亡率も高く、こわい病気です。
犬伝染性喉頭気管炎(犬アデノウイルス2型感染症)
肺炎や扁桃炎など呼吸器病を起こします。
犬伝染性肝炎(犬アデノウイルス1型感染症)
肝炎を主とし、嘔吐や下痢、食欲不振などが起こり、目が白く濁ることもあります。子犬では突然死することもあるこわい病気です。
犬パラインフルエンザ
呼吸器病で、咳や鼻水、扁桃炎を起こします。アデノウイルスや細菌と一緒に「ケンネルコフ」と呼ばれる犬のカゼ症候群をひき起こします。
犬パルボウイルス感染症
血液のまじったひどい下痢や嘔吐を起こす腸炎型がよく知られていますが、子犬に突然死をもたらす心筋型もあります。 伝染性が強く死亡率も非常に高いこわい病気です。
犬コロナウイルス感染症
腸炎をひき起こす感染症です。下痢や嘔吐が起こります。 パルボウイルスと混合感染すると症状はいっそう重くなります。
犬レプトスピラ病
●黄疸出血型
●カニコーラ型
人と動物共通の、細菌によって腎臓や肝臓がおかされるこわい病気です。いろいろなタイプがありますが、代表的なのは、歯ぐきの出血や黄疸がみられる黄疸出 血型と、高熱、嘔吐、下痢を起こすカニコーラ型の2種類です。 アウトドアで活動する犬ほど感染しやすいので、予防が大切です。
※接種は生後6、9、12weekの3回。その後年に1回の追加接種が必要です。
幼犬期 | 成犬期 | 老犬期 | ||
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生後6週齢 | 生後9週齢 | 生後12週齢 | 一年毎の追加接種 | |
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ワクチン接種:3種、5種混合ワクチン(ネコ)
●…3種混合ワクチンに含まれる、◎…5種混合ワクチンに含まれる
猫ウイルス性鼻気管炎[●◎]
ヘルペスウイルスによる感染症で、ひどいクシャミ、セキ、鼻炎などの呼吸器症状のほか、結膜炎をひき起こします。高熱で食欲はなくなり、鼻水と涙で顔中クシャクシャ、典型的なカゼの症状がみられます。
猫カリシウイルス感染症[●◎]
かかりはじめはクシャミ、鼻水、発熱など、猫ウイルス性鼻気管炎にたいへんよく似ています。症状が進むと舌や口の周辺に潰瘍ができることもあり、ときには急性の肺炎を起こして死亡することもあります。
猫汎白血球減少症[●◎]
クラミドフィラフェリスによる感染症。菌は眼や鼻から侵入するため、結膜炎、鼻水、クシャミ、セキがみられます。肺炎を起こすこともあります。 ヒトに感染して結膜炎が起きた例も報告されています。
猫白血病ウイルス感染症[◎]
感染猫とのグルーミングで感染します。持続感染すると80%が3年以内に死亡します。白血病やリンパ腫などの血液のガン、貧血、流産などを起こします。 病気に対する抵抗力(免疫)が弱まるため、いろいろな病気も併発しやすくなります。 感染してから発病までの期間がたいへん長く、その間は見かけ上健康に見えますが、ウイルスを排泄し、ほかの猫にうつします。
※接種は生後9、12weekの2回。その後年に1回の追加接種が必要です。
※外出してケンカをよくしてくるネコちゃんは5種混合のワクチンをおすすめします
幼猫期 | 成猫期 | 老猫期 | |
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生後9週間 | 生後12週間 | 一年毎の追加接種 | |
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ノミ・ダニの予防
ノミによる問題はFAD(ノミアレルギー性皮膚炎)、爪実条虫の媒介、人への被害などがあります。
マダニによる問題は吸血、バベシア症、ライム病の媒介などがあります。
ノミの成虫が5匹いるなら幼虫・さなぎが95匹が体毛・部屋内にいるという統計があります。
ノミは13~32度で発育するので冬の間もじゅうたんで生存します。ほとんど散歩しないワンちゃん・ネコちゃんも予防しましょう。
背中に滴下するスポットタイプ、飲ませる錠剤タイプのお薬があります。
わんにゃんドック
1年に1回健康診断
年に一度、わんちゃん・ねこちゃんの健康診断をしませんか?
健康診断がセット料金でお安くなりました。
☆検査内容
Aコース | 血液検査 レントゲン |
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Bコース(要予約) | 血液検査 レントゲン 検便 検尿 |
Cコース(要予約) | 血液検査 レントゲン 検便 検尿 エコー |
※レントゲンは胸部・腹部、エコーは腹部になります。
※甲状腺ホルモンの検査を追加する場合+6,000円になります。
☆料金表
Aコース | Bコース | Cコース | |
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~10kg | ¥12,100 | ¥13,750 | ¥15,950 |
10kg~20kg | ¥12,650 | ¥14,300 | ¥16,500 |
20kg~30kg | ¥13,200 | ¥14,850 | ¥17,050 |
※税込価格です。
※誕生月のわんちゃん・ねこちゃんは、B・Cコースが上記価格から更に1,500円お安くなります。
Bコース、Cコースは予約が必要です。(5日前まで受付)
9:00お預かり 11:30お迎え
◎前日は夜12:00までにご飯を済ませていただき、お水は朝起きたら下げるようにしてください。
◎健診の日の朝にうんちとおしっこを採取し、持ってきて下さい。
当日採取が難しそうであれば、事前に持ってきていただくことも可能です。
持参して頂けなかった場合、検便、検尿は出来ませんのでご注意ください。
◎採尿セットはご予約後、健診前日までに受け取りに来てください。
◎この健診は、からだの異常を早期発見するために行っております。
治療中・経過観察中の病気がある場合は、通常の診察や検査となりますのでご了承ください。
詳細は受付までお問い合せください。
皮膚の病気
皮膚炎
皮膚炎はもちろん皮膚に炎症を引き起こす疾患ですが、こころ(精神)、からだ(身体の痛み、血行、ホルモン)とからみ合って発症することもあります。これらを総合的に診察します。
膿皮症
皮膚に付着している最近が異常に増えることで起こります。気温や湿度が上がる時期、アトピー性皮膚炎やホルモンの病気にかかっている時などにかかりやすいです。赤いブツブツ、痒み、脱毛を引き起こし、ブツブツが破裂するとドーナツ状や円形になって広がります。
マラセチア皮膚炎(脂漏性皮膚炎)
皮膚に付着しているカビの仲間であるマラセチアが異常に増えることで起こります。アトピー性皮膚炎にかかっている場合などに多く見られます。体がベタベタし、脂っぽい独特の臭いや強い赤みがみられます。皮膚や耳に強い痒み、脱毛を引き起こします。
皮膚糸状菌
カビの一種である糸状菌の感染によって起こります。動物間だけでなく、人へ感染する可能性があるので注意が必要です。主に頭や足にフケや脱毛がみられ、進行とともにブツブツや赤みが全身にみられるようになります。
アトピー性皮膚炎
アレルギー性疾患のひとつで、アレルギーの原因物質に体が過剰に反応するために起こります。強いかゆみがあり、皮膚が赤くなります。脱毛がみられ、慢性化すると皮膚が黒ずんだり厚くなったりします。
外部寄生虫
ノミやダニなど肉眼で分かるものもあれば、疥癬(カイセン)やニキビダニなど顕微鏡による検査で見つかるものもあります。いずれも感染により強いかゆみが生じます。
内分泌疾患による皮膚症状
甲状腺機能低下症、クッシング症候群などのホルモンの異常により脱毛や皮膚の色素沈着(黒ずみ)やかさつき、皮膚が薄くなるといった症状が現れることがあります。
精神性の皮膚疾患
環境の変化による葛藤やストレスにより必要以上に体をなめたり、引っかいたりすることで皮膚にダメージが加わる問題行動を起こします。顔や頭、首の周りや腹部などにひっかき傷などの外傷がみられることがあり、また過剰になめることで毛がちぎれます。
皮膚病は上記以外からも起こります。先天性、血行に関係する皮膚病、腫瘍にともなう皮膚病、投薬による皮膚病などやこれらが複雑に絡まり合って発症することもあります。